内容説明
アウグスティヌスは釈義の視点を比喩的解釈に据え、旧約のあらゆる出来事をキリストの預言と捉え、詩編で語られる歎きも救いの歴史と神の国に人間をいざなう道であると強調した。『詩編注解』中、最も長く、最後に書き下ろした118編を含む、第101‐122編の説教と注解を収録。
著者等紹介
中川純男[ナカガワスミオ]
1948年生まれ。1968年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪教育大学助教授を経て、1993年から慶應義塾大学文学部教授。2006‐2010年中世哲学会委員長。2010年逝去
鎌田伊知郎[カマダイチロウ]
1961年生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程文学研究科単位取得(史学専攻)。現在、神田外語大学非常勤講師
泉治典[イズミハルノリ]
1928年生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得(哲学専攻)。現在、東洋大学名誉教授
林明弘[ハヤシアキヒロ]
1959年生まれ。新潟大学卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、川崎医療福祉大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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