目次
ユスティノスの生涯と著作
ユスティノス(アントニヌスに宛てたキリスト教徒のための弁明〈『第一弁明』〉;ローマ人元老院に宛てたキリスト教徒のための弁明〈『第二弁明』〉;ユダヤ人トリュフォンとの対話〈序論〉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Atsushi Sakamoto
1
第一弁明はすべておさまっており、第二弁明は途中まで。ユダヤ人トリュフォンとの対話は前半のさわり程度だけおさまっております。弁明は法律を志す人に対しても一読してはどうかなという内容のものでした。トリュフォンとの対話は英語やドイツ語の優れた訳がありますのでそれで読もうと思います。
nickandhannah
0
古代教父の代表的な作品。二世紀当時の教会の様子なども分かり、とても貴重な一次史料である。あまり知られていないかも知れないが、ロゴス・キリスト論など、注目すべき内容が多く含まれているので、キリスト教神学に興味のある人ならば必読である。他の教父への継承についても比較及び研究がこれから盛んに行われると良いと思った。邦訳されていない部分に関しては、英語やドイツ語の優れた訳が出ているので(英語は無料で入手可)、こちらを参照されたい。2016/07/26