木下尚江全集 〈第6巻〉 乞食/墓場 岡野幸江

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784764220669
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

21
『墓場』の感想。日露戦争の勝利の美酒に酔う浮ついた世相に、この陰鬱な小説はさぞ場違いだったことだろう。エピグラフにはヨハネ伝第3章のイエスとニコデモの対話から「人若し生まれ替はるに非れば、神の国を見ること能わず」の一句が引用されている。生まれ変わるには一度死ななければならない。だからこそ墓場なのだろう。小説の冒頭は、真新しい母の墓の前で主人公が物思いに耽り、いつの間にかそこで横になって眠り込んでしまう印象的な場面から始まる。まるで母と共に横たわって死を疑似体験しているかのように。2025/09/12

松本直哉

20
日露戦争に反対し、資本主義を批判し、女性への性的搾取を糾弾してきた省吾は、著者の自画像に限りなく近いが、そのように社会を批判する自分自身が、驕慢と情欲にまみれていることを発見したとき、批判の刃は自分自身に向う。今まで築いてきた学歴も職歴も業績も、何もかも無意味。そこで自暴自棄になって自殺する道もあったはずだが、孝一から借りた聖書を読んで、自分と同じように全てを捨てたイエスという男がいたことを知る。権力にすり寄るキリスト教会ではなく、権力から離れて孤独になるイエス、そこに彼はようやく生きる道を見出した。2025/08/20

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