内容説明
「宗教改革運動」のダイナミズムを最新の研究に基づいて、斬新に描く。神学的視座のみならず、政治経済・文化社会的な視座も統合した「新しい」宗教改革史。
目次
第1章 中世キリスト教化の諸相
第2章 ルターのできごと
第3章 宗教改革は改革する
第4章 宗教改革が打ち建てたもの
エピローグ 宗教改革の遺したもの
著者等紹介
徳善義和[トクゼンヨシカズ]
1932年生まれ。東京大学工学部、日本ルーテル神学校、立教大学大学院で学ぶ。ハンブルク大学、ハイデルベルク大学に留学。現在、ルーテル学院大学、ルーテル神学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
88
ルターの宗教改革から500年という節目もあり、宗教改革についてもう一度見直すために読みました。ルターの改革とルーテル派の流れに重みを置いている印象です。カルヴァンやカトリックの改革にも触れられていますが、比較的あっさりとしていたのは著者がルーテル系列の研究者だからでしょう。ある意味ではドイツの宗教改革についての著作と言えるかもしれません。カルヴァンなど他の宗教改革についてはまた別途何かしらの形でおさえます。2017/01/11
Go Extreme
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トウジョウ
0
ルター・カルヴァン・ドイツ農民戦争あたりを読みました。文章が難しいので宗教改革への知識のないわたしには中々難易度の高い本でした
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