出版社内容情報
“無垢”という名の容疑者を巡る
世にも奇妙な法廷劇
代表作『ブラウン神父の童心』に続いて
発表された幻の長編ミステリ、新訳決定版
【名作ミステリ新訳プロジェクト】大風の吹き荒れる午後、ロンドンの下宿「ビーコン・ハウス」に住まう三人の男と下宿の女主人の姪ダイアナ、その友人の女相続人ロザマンドは庭に飛び込んできた奇妙な男イノセント・スミスと対面する。新たな下宿人となった彼が巻き起こす騒動を巡って開かれた私的法廷の行方は? 巨匠チェスタトン幻の長編、待望の新訳にて登場。
内容説明
常ならぬ突風がロンドンを襲ったその日、下宿屋ビーコン・ハウスを緑衣の男が訪った。ある下宿人の旧友で、イノセント・スミスと呼ばれていた男は、出会ったばかりの女相続人の話相手に求婚し、そののち来訪していた医師に向けて拳銃を発砲するという奇矯な行為に及んで消え失せた。謎の男を巡る私的裁判が明かす眩惑的真相を描いた巨匠初期の幻の傑作長編、新訳決定版にて登場。
著者等紹介
チェスタトン,G.K.[チェスタトン,G.K.] [Chesterton,Gilbert Keith]
1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ、“ブラウン神父”シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響を与えた。また長編『木曜の男』などに顕著な独特の幻想性により、現在でも熱狂的な読者を獲得している。1936年没
南條竹則[ナンジョウタケノリ]
1958年東京に生まれる。東京大学大学院英文科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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