内容説明
コリントで書かれローマ訪問を予告する本書は、教会の一致を願うパウロの執り成しの手紙であり、とりわけ神と人間との新しい関係を展開する「義認論」は、ユダヤ人の枠を超えて異邦人伝道に向かうパウロの神学の精髄を伝える。
目次
神の選びの光の中でのイスラエルによる福音の拒否
イスラエルによる福音の拒否は闇雲の熱心また不従順である
イスラエルによる福音の拒否と神の真実
キリスト者への奨め(一二章1節‐一五章13節)
結びの発言また挨拶(一五章14節‐一六章27節)
著者等紹介
バールリンク,H.[Baarlink,H.]
1927年、ドイツ東フリースラントに生まれる。1947年、オランダ、カンペンの改革主義教会神学校で学ぶ。ノルトホルンの古改革派教会牧師、1958-1968年インドネシアの改革教会勤務を経て、ドイツ、ウェルセンの福音古改革派教会牧師。1977年からカンペン神学校新約学教授。著書に『始初の福音書』(博士論文)『ローマ書のしおり』ほか
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