内容説明
賢い老後のための10カ条―(1)ほかの人にまかせられない仕事はない。(2)世界を変えるのは理論ではなく知恵である。(3)引退のあとはクビになることはない。(4)医療費と年金の切り下げで損をするのは若年層だ。(5)若いふりをつづけるのは愚かだ。(6)競争社会を思いやり社会に変えよう。(7)年長者には若者を育てる義務がある。(8)「死を想う」ことから賢知ははじまる。(9)文学や哲学がわかるのは年をとってからだ。(10)高齢者は貴重な「人類の遺産」を伝える。
目次
ニュー・ピープルの発見
第三ミレニアム・ブルース
給付制度とゆとりの倫理
知恵の生態学
思いやりの経済―ゆたかさと介護者の論理
高齢者の愚行―老いからの逃避と年長者の役割
成熟とメディア
仕組まれた断絶―サイバーパンクの境界で衝突する文化
長寿とジェンダー
老化と呼ばれる病、死と呼ばれる過失―バイオテクノロジーによる破壊的な奇蹟〔ほか〕