内容説明
地球文明はどこへ向かおうとしているのか？人間が生きていくうえで本当に必要なものは何か？モノやカネが支配する現代社会で失われてゆく人間の心や価値観をサン・テグジュペリの作品を通し「個」と「地球」と「宇宙」の視点から考える。
目次
第１章 大空の思想家が残した永遠
第２章 自分を超える旅
第３章 ラディカルに生きるということ
第４章 文明を考える旅
第５章 それでも地球は動く
第６章 スピード文明の落とし穴
第７章 地球の未来を拓く
第８章 緩やかさの創造力
第９章 砂漠が語りかけるもの
感想・レビュー
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専門は経済学の著者。「人類は成長や拡大の限界に立っている」と自覚して問題克服を図らねばならないと訴えている。サン=テグジュペリの書籍、逸話を交えながら拡大していく世界経済への警鐘。経済成長だけを考えた拡大主義では地球危機に対応できない。地球上の人類全ての人が先進国並みの生活をするなら地球二つ分の資源が必要という試算となる。それぞれの専門分野を極めていくことは割にたやすい、しかし地球全体を未來に渡る長いスパンで見直し事に当たることが難しい。地球の未來を切り開くためのヒントとなる哲学が『星の王子さま』にある。2022/07/30
