内容説明
揺れ動く米中関係。２１世紀の日本の針路は？これまで未公開だった公文書や元政府高官へのインタヴューに基づき、アメリカの対中政策をあますところなく再現した驚きのノンフィクション。
目次
対中関係改善への動き
キッシンジャーとニクソンの中国訪問
暗黙の同盟
カーターと中国承認
カーターの冷戦
ロナルド・レーガンと台湾
レーガンと黄金時代
友好関係にひそむ問題
新大統領を襲った中国の動乱
天安門の余波〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんころもち
7
びっくりするくらいハイレベルに米中関係を解説した「一般書」。多くの論文に引用され、また多くの劣化コピー論文を生み出していることからもそのレベルの高さが伺える。情報公開請求によって手に入れた機密情報を元に、米高官インタビューも交えて、ニクソン訪中から台湾危機に至る米中関係の歴史を描き出す。とりわけ、1990年代に貿易拡大を求めた経済界の暗躍（かなり悪く描かれる）は印象的である。2016/09/16
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- 和書
- 図説 物部長穂
