共同通信社会部

共同通信社社会部【編】

共同通信社（1992/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 313p／高さ 19X13cm
• 商品コード 9784764102828
• NDC分類 070.19
• Cコード C0036

内容説明

社会部記者の実像に迫る。数々のスクープを放つ共同通信社会部。そのスクープの裏側とバブル崩壊など取材現場で日々苦闘する記者たちの汗と涙と迷いをあますところなく明らかにした。

目次

第１章　昼夜休みなく
第２章　一刻も早く
第３章　連続幼女誘拐殺人事件
第４章　報道と人権
第５章　リクルート事件
第６章　クラブ記者
第７章　遊軍記者
第８章　報道と安全のはざま
第９章　国際化の中で
第１０章　歴史の証人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[geoff]

容疑者逮捕をもって「事件は幕を閉じた」と言ったり、昭和天皇の死去を発表の数分前に抜いたことを「大スクープ」と言ったり、古さを感じさせる。しかし読み物として面白い。ギラギラした昭和の男たちの体臭がページから漂ってくるようだ。読み終えたときに、加藤登紀子の名曲の一節が頭の中を流れた。あの日のすべてが虚しいことだと、それは誰にも言えない ... 揺れていた時代の熱い風に吹かれて..。

2024/02/27