感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasuko Kanamaru
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作業療法の学生時に脳動脈瘤破裂により被治療者となった筆者の紡ぐ言葉は、一文字、一文字が援助者としてのありようを真摯に考えさせられる。「どうか思考する事を止めないでください。中略。自分と違う、異質な世界の存在を常に実感をもって認識できる脳であっていただきたいと思います」。援助者として、ラベルをはらずに、正解をもとめず、プロセスとしてどう関わっていくか。そこに求められる数値化を自分の中でどう言語化し、対応していくか。自分の立ち位置を再確認させられた一冊。これは小学校の教科書に指定してほしい。2016/05/09
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