内容説明
「訪問」と病院の臨床とは何がどのように違うのか…、訪問STとして活動を始めるには…、他職種とどのように関係を築いていけばよいのか…、訪問STで生計を立てていけるのか…。退院後の患者さんが気になるすべての言語聴覚士。こんな疑問や不安に答えます。
目次
第1章 “訪問”が開く可能性(笑顔は自信のバロメーター―5代目会長Aさん;毎週会えるよろこび―93歳のBさん ほか)
第2章 改めて、言語聴覚士とは(失語症とは;失語症の当事者として ほか)
第3章 “訪問”言語聴覚療法の実際(“訪問”言語聴覚士とは;“訪問”の利点―病院との違い ほか)
第4章 仲間づくりから広がる生活(かけがえのない「友の会」―「独りではない」気持ちを育む;言語聴覚士不在地域の可能性―「住民参加型言語リハビリテーション」)
著者等紹介
平澤哲哉[ヒラサワテツヤ]
1961年、山梨県生まれ。1983年、青山学院大学在学中に交通事故による脳外傷のため失語症になる。1985年に大学を卒業後、1987年、言語聴覚士として病院に勤務。1988年、大阪教育大学教育学部言語治療研究生を経て、山形県、山梨県の病院に勤務。1999年、第1回言語聴覚士国家試験に合格し、言語聴覚士免許取得。2002年に病院を辞め、フリーの在宅言語聴覚士として活動を始める
大西成明[オオニシナルアキ]
1952年、奈良県生まれ。写真集『象の耳』(日本写真協会新人賞)、雑誌連載『病院の時代』(講談社出版文化賞)、「地球生物会議」ポスター(ニューヨークADC金賞)、写真集『ロマンティック・リハビリテーション』(林忠彦賞・早稲田ジャーナリズム大賞)など、「生命」や「身体」をテーマに「生老病死」の姿をドキュメントした写真を撮り続けている。日本写真家協会会員、東京造形大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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