- ホーム
- > 和書
- > 医学
- > 臨床医学外科系
- > リハビリテーション医学
出版社内容情報
《内容》 厚生行政と労働行政の統合によって,職業リハビリテーションはもっとも展開の急がれるテーマとなった.
本書は,新しい時代を迎えた職業リハビリテーションの理論基盤と実践をまとめた里程標であり,すべてのリハビリテーション関連職種にとって共有の指針となる.教育から実践の広い利用範囲において,現在望みうるもっとも体系的で,高度な内容を凝縮した基本図書である.
本書では特に,障害児教育における職業教育,就労支援,就労生活の維持,そして働く現場からの引退,福祉的就労との移行という長い過程に対して,キャリア発達と社会参加への支援という視点から多職種による理念の共有,技術の連携,制度やシステムの利用を具体的に解説し,さらに種々の障害特性の解説とともに,就労支援の事例を紹介している(視覚障害,聴覚障害,脳性麻痺,脳血管障害,高次脳機能障害,頸髄・脊髄損傷,自閉症,知的障害,精神障害,内部障害と難病は障害特性のみ).
《目次》
第1章 職業リハビリテーションの視点
1.リハビリテーションの概念
2.職業リハビリテーションの概念
3.職業リハビリテーションの展開
4.職業リハビリテーションを支える制度-これまでの歴史と展望-
5.職業リハビリテーションを支える専門職・従事者-これまでの歴史と展望-
第2章 キャリア発達の視点
1.リハビリテーションカウンセリングとキャリア発達
2.キャリア発達のとらえ方
3.職業的発達段階と発達課題
4.障害者のキャリア発達の課題
5.移行と社会的支え
第3章 職業評価
1.職業評価の意味と目的
2.職業評価の過程と必要な情報領域
3.心理検査による査定
4.評定尺度と行動観察
5.職業環境の把握
第4章 職業生活への参加
1.準備
2.能力開発
3.多様な選択肢(いろいろな働き方と就職先)
4.障害者の職業紹介
5.援助付き雇用
第5章 職業生活の継続
1.職業生活の維持
2.地域生活の維持
3.リハビリテーション工学の貢献
4.ケースマネジメント
5.働く場面からの引退
第6章 障害特性と職業的な問題,事例
1.感覚障害
2.肢体不自由
3.発達障害
4.精神障害
5.内部障害