内容説明
“美しい日本”の環境(ゴミ)問題を訴え、行く先々で人々との交流の輪をつなぎ、60歳代の夫婦が歩き通した。
目次
第1章 さあ、いよいよ出発だ!(九州―鹿児島~下関 徒歩開始2日前~20日目)
第2章 雨や嵐も何のその!(中国―門司~鳥取 21日目~36日目)
第3章 中国山地を横断、関西へ!(近畿―兵庫~滋賀 37日目~47日目)
第4章 いくつもの旧交を温めて!(北陸―福井~新潟 48日目~67日目)
第5章 魔の三陸道を進む!(東北―山形~青森 68日目~92日目)
第6章 やった、宗谷にゴールした!(北海道―函館~宗谷岬 93日目~118日目)
著者等紹介
金澤良彦[カナザワヨシヒコ]
1942年(昭和17年)京都市生まれ、宇治市在住。立命館大学理工学部・佛教大学社会福祉学科卒。職歴昭和41年ベアリングメーカー日本トムソン(株)入社。平成15年同社定年退職。登録団体:京エコロジーセンター(環境ボランティア)、NPO日本環境保護国際交流会(J.E.E.)。現職、老人福祉施設職員、省エネルギー普及指導員、京都府地球温暖化防止活動推進員、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つちのこ
31
ゴミのポイ捨てなど環境問題を訴えながら日本列島を徒歩で縦断した還暦夫婦の記録。巻末には同様な旅を目指す人たちへのアドバイスとして、旅の目的をはっきりさせることが大事としている。そこが曖昧だと途中で自己矛盾に陥ったり、孤独感にさいなまれるとある。私も一昨年に徒歩で日本縦断をしたが、目的はただ一つ、九州最南端の佐多岬に到達することだった。何も大義名分や付属の目的がなくても、やり遂げたいという強い意志があれば、結果はついてくると思う。『列島徒歩縦断中』という幟はいかがなものか。売名行為と取られても仕方ない。2022/06/22
Humbaba
0
旅を続けていれば、良い宿に当たることもあれば残念ながらそうではないこともある。しかし、基本的に悪い宿というのは長続きしないので、総合的に見れば良い宿のほうが多くなる。だからこそ嫌だったときのことを思い返して嫌な気分になるのではなくて、良かったときのことを思い出したほうが健康的である。2016/12/12
ぷりん
0
こういった無茶な旅がしてみたい。手始めに原付で実家を目指すか。2011/10/31