内容説明
コスト競争に明け暮れる時代は終わりを告げ、価格にふさわしい魅力を持った商品こそが生き残る時代がやってきた。いまやビジネスの課題はいかに商品の魅力をアップするかであり、そのカギを握るのがデザインパワーである。デザインパワーを発揮するためのマネジメント手法、ポイントを最先端の実践例、豊富な具体例をもとに解説していきます。
目次
第１章 Ｗｈａｔ ｉｓ デザインマネジメント？（情報消費社会の到来とデザインマネジメント；進歩する情報消費社会 ほか）
第２章 ホンダにみる四輪デザイン戦略（「正業」を行うということ；過去の失敗が教えるもの ほか）
第３章 グッドデザイン・イズ・グッドビジネス（企業経営とデザイン；中国人のビジネス気質 ほか）
第４章 デザインマネジメントの展望（どこまでがデザインであるか？；製品の市場性：「良いデザインとは売れるデザイン」 ほか）
第５章 戦略としてのデザインマネジメント（企業のデザインへのコンシャスネス（自覚）
エクセレント企業のデザイン・パワー ほか）
著者等紹介
長沢伸也［ナガサワシンヤ］
早稲田大学ビジネススクール教授、工学博士。１９５５年新潟市生まれ。１９８０年早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻博士前期課程修了。１９８１年明治大学工学部精密工学科（現、理工学部機械情報工学科）専任助手。１９８８年産業能率大学（現、産能大学）経営情報学部情報学科専任講師。１９９１年亜細亜大学経営学部助教授。１９９５年立命館大学経営学部教授。１９９８年立命館大学環境・デザイン・インスティテュート教授併任。２００３年早稲田大学ビジネススクール：経営大学院教授
岩谷昌樹［イワタニマサキ］
（２００３年４月１日～）東海大学政治経済学部経営学科講師、経営学博士。１９７３年倉敷市生まれ。２００１年立命館大学大学院経営学研究科企業経営専攻博士後期課程修了、立命館大学経営学部非常勤講師
佐藤典司［サトウノリジ］
立命館大学経営学部環境・デザイン・インスティテュート教授。１９５５年山口県生まれ。１９８０年早稲田大学政治学部卒業、電通入社。１９８５年（社）ソフト化経済センター研究員。１９９８年電通退社、立命館大学経営学部環境・デザイン・インスティテュート教授
岩倉信弥［イワクラシンヤ］
多摩美術大学教授・生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻・学科長、立命館大学経営学部客員教授、（財）日本産業デザイン振興会・理事。１９３９年和歌山市生まれ。１９６４年多摩美術大学立体デザイン科卒業、本田技研工業株式会社入社。１９９５年本田技研工業株式会社・常務取締役（四輪事業本部商品担当）。１９９９年同・社友。２０００年多摩美術大学生産デザイン学科・客員教授、立命館大学経営学部・客員教授。２００１年多摩美術大学教授・生産デザイン学科・プロダクトデザイン専攻・学科長。２００２年（財）日本産業デザイン振興会・理事
中西元男［ナカニシモトオ］
ＰＡＯＳグループ代表、株式会社ＷＧＤ代表、立命館大学経営学部客員教授。１９３８年神戸市生まれ。１９５９年桑沢デザイン研究所修了。１９６４年早稲田大学第一文学部美術卒業。１９６８年株式会社ＰＡＯＳ設立。１９８０年ＰＡＯＳニューヨーク設立。１９８５年ＰＡＯＳボストン設立。１９９５年ＰＡＯＳ北京設立。１９９７年ＰＡＯＳ上海設立。２０００年株式会社ワールド・グッドデザイン（ＷＧＤ）設立。立命館大学経営学部客員教授。２００２年ＷＧＤ広州設立
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