内容説明
確かに、無常観は『徒然草』の主要テーマです。しかし、すべての章段がそうかと言えば…スペシャリストへのリスペクト、人づきあいやライフスタイルへのこだわり、お酒や女性のこと…兼好法師のこだわりはどこにあるのか、その書きぶりから読み直してみませんか。
目次
1 スペシャリスト
2 人づきあい
3 酒、そして恋
4 時間
5 ライフスタイル
6 不思議な話・説話
付録
著者等紹介
木村雅則[キムラマサノリ]
1959年、京都市生まれ。京都府立大学文学部卒業、龍谷大学大学院博士前期課程修了。京都府立高等学校国語科教諭を経て、大和大学教育学部准教授。表現学会理事。専攻は国語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tom Ham
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読了。夏休みの研修にと思いブックオフで購入しました。さらさらと読めます。作者の木村さんはもともと京都府の国語教諭を経て大和大で准教授をされてる方。ほんまに徒然草がすきなんやなぁ~と文章からにじみ出てます(笑)2017/08/02
どこかの国語教師
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2016年7冊目。徒然草の現代語訳と、それに対する解説というよりエッセイのようなもの。著者は大学の研究者なので、なるほど、とう専門的な視点が見える。けれど、専門書のように詳しくはない。読み物として、ちょうどいい感じ。2016/02/12