出版社内容情報
女性の発言は、なぜ〈標的〉になるのか
“言いがかり”が生み出す利得、男性支配のメディア、オンラインミソジニーの収益化――
萎縮と沈黙に抗う、女性たちの試み
【目次】
第1部 政治権力と女性の言論――介入と萎縮の構造
三浦まり………………………政治家のハラスメント行為と女性の言論の自由
〈コラム〉津久井進……SNSデマゴーグ時代の選挙
中野麻美………………………性暴力と報道の自由の侵害
〈コラム〉松元ちえ……「自分ごと」とした仲間からの連帯に声を取り戻す
岡野八代………………………「フェミ科研費裁判」があぶりだしたこと
第2部 メディア空間と女性の言論ーー攻撃と沈黙の構造
浜田敬子…………………………萎縮する報道現場
〈コラム〉李美淑…………女性ジャーナリストの連帯
〈コラム〉大井真理子…なぜ旧ジャニーズ問題を報じることができたのか
田中東子………………………オンライン空間に広がる暴力と収益化するミソジニー
〈コラム〉古賀史健……フジテレビ問題とハラスメントの構造
〈コラム〉阿久沢悦子…被災地のおっぱいパブで経済支援?
林香里……………………………「沈黙させられない権利」としての「表現の自由」
内容説明
女性の発言は、なぜ〈標的〉になるのか。”言いがかり”が生み出す利得、男性支配のメディア、オンラインミソジニーの収益化―
目次
なぜ女性は沈黙せざるを得ないのか?
第1部 政治権力と女性の言論―介入と萎縮の構造(政治家のハラスメント行為と女性の言論の自由―「政治分野における女性に対する暴力」から考える;性暴力と報道の自由の侵害;「フェミ科研費裁判」があぶりだしたこと―日本政治の現在)
第2部 メディア空間と女性の言論―攻撃と沈黙の構造(晒される有識者と記者―デジタル時代のメディア空間と「中立・公平」;オンライン空間に広がる暴力と収益化するミソジニー―もつれあう技術・文化・経済;「沈黙させられない権利」としての「表現の自由」―BPO放送人権委員会決定第79号に見る判断枠組みの限界)
「沈黙させられない権利」を求めて―「言論の自由」の特権化社会の中で
著者等紹介
三浦まり[ミウラマリ]
上智大学法学部教授。日本政治学会第35代理事長。パリテ・アカデミー共同代表。専攻は現代日本政治論、ジェンダーと政治。カリフォルニア大学バークレー校大学院修了。同大学でPh.D.(政治学)取得。東京大学社会科学研究所研究機関研究員等を経て、現職。2021年、フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章。著書に、『さらば、男性政治』(石橋湛山賞、平塚らいてう賞)など
林香里[ハヤシカオリ]
東京大学大学院情報学環教授。同大理事・副学長。日本メディア学会第40期会長。専門はジャーナリズム・メディア研究。ロイター通信勤務を経て、東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。同大大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士(社会情報学)。2012年度から2015年度まで、BPO放送倫理・番組向上機構 放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)委員。著書に、『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム―ケアの倫理とともに』(第4回内川芳美マス・コミュニケーションン学会賞、岩波書店)など
中野麻美[ナカノマミ]
弁護士、NPO法人派遣労働ネットワーク理事長。1975年北海道大学法学部卒業。1979年弁護士登録(東京弁護士会)。日本労働弁護団副会長
岡野八代[オカノヤヨ]
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。博士(政治学)。専攻は政治思想、フェミニズム理論
浜田敬子[ハマダケイコ]
フリーランスジャーナリスト。1989年朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、『週刊朝日』編集部を経て、99年から『AERA』編集部。記者として女性の生き方や働く職場の問題、また国際ニュースなどを中心に取材。2004年からは『AERA』副編集長、その後、初の女性編集長に就任。2017年よりオンライン経済メディア『Business Insider Japan』の統括編集長に就任。2020年より現職
田中東子[タナカトウコ]
東京大学大学院情報学環教授。カルチュラル・スタディーズ学会第7期代表幹事。専門は、メディア文化論、第三波以降のフェミニズム、カルチュラル・スタディーズ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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