出版社内容情報
まずはここから、インド論理学派!
ヴァイシェーシカ学派・ニヤーヤ学派による古典文献を、丁寧な訳注を付しサンスクリット語原典から現代語訳。古代インド哲学の知識論・実在論・論証学への「やさしい入門書」となる基礎原典、待望の翻訳刊行!
内容説明
ヴァイシェーシカ学派・ニヤーヤ学派による古典文献を、丁寧な訳注を付しサンスクリット語原典から現代語訳。古代インド哲学の知識論・実在論・論証学への「やさしい入門書」となる基礎原典、待望の翻訳刊行!まずはここから、インド論理学派!
目次
アンナンバッタ『タルカサングラハ』(論理学綱要)
ケーシャヴァミシュラ『タルカバーシャー』(論理学の基礎用語)
著者等紹介
宮元啓一[ミヤモトケイイチ]
1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。現在、國學院大學名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
『タルカサングラハ』: 存在範疇(パダールタ)の体系的整理 知識論(プラマーナ)の説明 推論の構造(ニヤーヤ的五分法)と誤謬の類型 原子論的世界観に基づく宇宙論的解説 論理学と形而上学の融合 『タルカバーシャー』: 知識の成立要件(プラマーナ理論) 論理的議論(タルカ)の3種の形式 推論の仕組みと誤謬の分類 範疇論をより簡潔に定義 「敗北点」(ニグラハスターナ)という概念を導入し、議論の勝敗条件を明確化 言語の意味論まで踏み込んだ考察 論理と現実の行為との接続を重視する実用的アプローチ2025/04/02
-
- 和書
- ある「BC級戦犯」の手記