出版社内容情報
「パクス・アメリカーナ」から「パクス・アシアーナ」へ
勃興するアジアの経済社会動向を、韓国、中国、インドネシアからアセアン各国、ネパール、インドに至る現地調査を基に発展の未来を予測。アジア主義の過去と欧州統合の未来を見据え、アジア地域統合の近未来と「一帯一路」ユーラシア戦略の展望――「パクス・アシアーナへの道」を描く。
「行動する国際政治学者」の半世紀にわたるアジア論、その軌跡
解説
平川均(名古屋大学)
大西宏(京都大学・慶應義塾大学)
内容説明
「パクス・アメリカーナ」から「パクス・アシアーナ」へ。勃興するアジアの経済社会動向を、韓国、中国、インドネシアからアセアン各国、ネパール、インドに至る現地調査を基に発展の未来を予測。アジア主義の過去と欧州統合の未来を見据え、アジア地域統合の近未来と「一帯一路」ユーラシア戦略の展望―「パクス・アシアーナへの道」を描く。「行動する国際政治学者」の半世紀にわたるアジア論、その軌跡。
目次
アジア・アイデンティティの模索が始まった―文化からみた東アジア共同体の可能性
1 岡倉天心と東アジア共同体
2 東アジア共同体をどうつくるか(歴史のしじまから;動き始める東アジア;縮まる相対格差 ほか)
3 アジア力の世紀―どう生き抜くのか(衰退する帝国、興隆するアジア;情報革命がつくるアジア力;TPPから人間安全保障共同体へ ほか)
4 動き始めた朝鮮半島から一帯一路構想へ(中国訪問記;国際政治の中の朝鮮半島;ポスト冷戦下の東アジアと台湾の位置 ほか)
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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