ママにはならないことにしました―韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ

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ママにはならないことにしました―韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794973269
  • NDC分類 367.221
  • Cコード C0036

出版社内容情報



チェ・ジウン[チェジウン]
著・文・その他

オ・ヨンア[オヨンア]
翻訳

内容説明

子どもを産まないと決めたが、姉から「1人ぐらい産んでおいたら?」と言われ不安が止まらなくなった著者は、同じ選択をした17人の女性たちに話を聞きに行くことにする。様々な理由から非出産を決めた彼女たちは、「母性が足りない」「不完全で」「自分勝手な」女性たちなのか?出生率が「1」を切る現代の韓国で、子どもを持たずに生きる女性たちの本音。

目次

第1章 「子なしで生きる」と100%確信して決めたのか?―自分の心と、「母性」について考えたこと(誰もがママになりたいと思うものなのか?;産むか産まないか、そう簡単には決められない;妊娠や出産は人生をドラマチックにするための演出じゃない ほか)
第2章 出産するのは私なのに、なぜ非出産はすべての人が納得しなければならないのか?―配偶者、両親、友人たちとの関係について(配偶者とはどうやって合意しましたか?;子どもがいないという理由で別れるなら;結婚は四方からの攻撃だ!義両親からの圧力 ほか)
第3章 韓国でママになることは何を意味するのか―子なし女性の就職とキャリア、そして社会構造について(子なし夫婦の家事分担;「子どもを育てるために必要な金額」を計算してみたら…;非出産がキャリアに及ぼす影響 ほか)

著者等紹介

チェジウン[チェジウン]
興味深いストーリーや素敵な人たちの世界に憧れて放送作家になり、「マガジンt」「アイズ」などで十年余りにわたり大衆文化の記者として活動する。常におもしろいものを書きたいと思っているが、常にうまくいくとは限らず、2015年以降は一連の事件をきっかけに女性として韓国の大衆文化をどうとらえていくかについて悩み『大丈夫じゃありません』を執筆した

オヨンア[オヨンア]
呉永雅。翻訳家。在日コリアン3世。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院修士課程卒業、同院博士課程修了。2007年に第7回韓国文学翻訳新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

25
韓国で結婚しながら子どもを産まない選択をした著者が、同じく非出産を選択した女性にインタビューを行い、その意識について社会的背景を踏まえながら考察したフェミニズムの本。出生率が1を下回る深刻な少子化問題を抱える韓国だが、背景には結婚によって女性の就労が制限されてしまうような性別分業の問題がある。性別賃金格差は34.6%であり、経済的な自立が難しく、また男性が避妊に協力する割合も低いとされる。家父長制社会にあって、非出産を選択する女性の葛藤も丁寧に描写されてあり、興味深く読めた。2024/02/13

21
性格も好みもまったくちがう姉に「1人くらい産んでみたらいいのに」と言われた著者は、疑問に思う。子どもを産まず生きることは間違った選択なんだろうか?いつかきっと後悔する日が来るのだろうか?そこで著者は、自分のように既婚で「子どもを持たない」選択をした17人の韓国人女性たちの話を聞く。産めないのではなく、あえて産まないと決めた夫婦の人生に首をつっこむ人は多い。でも子どもや孫がいたらいいのにという願いを叶えるために、自分以外の人に出産や育児を強要するのはまちがっている。人生において大切なものは人それぞれなのだ。2022/11/15

崩紫サロメ

20
「子どものいない結婚生活は不完全なものと認識され、子どもを望んでいないというと血も涙もない自分勝手な女扱いされる韓国社会」で、子なしで生きることを選んだ著者と17人の女性達の話(独身女性は対象としていない)。普遍的な男女差別の問題もあるが、やはり「結婚は江華島条約」と言われる韓国社会の抱える闇は深い。子どもが嫌いな著者がノーキッズゾーンに反対する理由として、自分にとって不快な存在を排除することが更に不寛容な社会を作るのではないかという懸念があるから、という点に非常に納得した。2022/11/23

hutaro

12
今まさにこの問題で悩んでいる身としては、読んでいて安心したし、子を持つ持たない以前に人間として社会で生きていくにはどうすればよいのか考えさせられるような内容で興味深かった。日本より韓国の方が少子化の状況は深刻だが、日本もたいして変わらない。産まない人は責められ、産んだ人は疎まれるこんな世の中では希望は持てない。自分と違う立場の人を排除するのではなく、理解する。分かっていても難しい。独身、既婚、子持ち、子無しというカテゴリーは、最近では就職時の面接でも聞かれなくなって久しいが、まだまだ少数派の立場は弱い。2022/11/05

じょじょ

10
わかるなぁ。私は結果的に子供を産み育てているけれど ずっと同じように悩んだり 子無し夫婦でいよう。と思ったりしていたし もし産む前の自分に会ったら『子無し夫婦で幸せでしょ』と言いたい。産む産まないと 産めないや作れないは同じようで違うし どちらも他人が決めたりどうこう言う事ではない。産んだからと言って親になれるわけではないし 産めないからと言って親にむいてないからではない。個人の人生 個人の決断。即決ではなく迷ったり悩んだとしてもおかしくないし 即決したからと言って人間失格扱いはおかしい。2023/03/19

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