出版社内容情報
近代国家成立の源流に学ぶ
独立した精神で時代を切り拓いた「明治維新」、その輝きと衰退を西郷隆盛論から草創期帝国軍隊史、憲政史等から眺望。「日本という国」を奮い起こした「不羈独立の精神」は、なぜ帝国主義・植民地主義・絶対的天皇国家へと凋落していったのか。混迷する近代日本のその起源を辿る。
過去との対話から未来を思考する批判的歴史評論集
内容説明
過去との対話から未来を思考する批判的歴史評論集。独立した精神で時代を切り拓いた「明治維新」、その輝きと衰退を西郷隆盛論から草創期帝国軍隊史、憲政史等から眺望。「日本という国」を奮い起こした「不羈独立の精神」は、なぜ帝国主義・植民地主義・絶対的天皇国家へと凋落していったのか。混迷する近代日本のその起源を辿る。
目次
第1章 西郷隆盛は永続革命をめざしたのだろうか(西郷が政府に参画した前後の政治状況;岩倉遣欧使節団と留守政府 ほか)
第2章 外国軍隊の撤退を求めた明治維新政府(荒れ狂う尊王攘夷派のテロルと外国人追放令;英仏駐屯軍の駐留 ほか)
第3章 ニワトリからアヒルの帝国軍隊(帝国軍隊の創業の銘;最初の砲艦外交―朝鮮威嚇 ほか)
第4章 明治憲法制定史序説(「漸次立憲の詔」;「国憲起草の詔」 ほか)
著者等紹介
深草徹[フカクサトオル]
1946年6月28日生。1965年愛知県立旭丘高等学校、1969年東京大学法学部各卒業。鉄鋼会社勤務を経て1977年弁護士登録(兵庫県弁護士会)。国道43号線道路裁判、尼崎公害裁判、三菱重工職業性難聴集団裁判、市立尼崎高校障害者入学拒否裁判など多くの事件を担当。2018年弁護士リタイア。深草憲法問題研究室。「九条の会.ひがしなだ」共同代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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