出版社内容情報
「とても繊細な人」の、より適切な理解のために
環境感受性が相対的に高い人=HSP(Highly Sensitive Person)。心理学者8名が、発達心理学/パーソナリティ心理学/臨床心理学の各領域から、その最新の研究動向を包括的にまとめ、解説を試みる。HSP研究の現在地がわかる、関係者必読の一冊。
心理学者はHSPをこう捉える――!
30年の心理学研究を総括した、本邦初となるHSPの学術研究書
内容説明
「とても繊細な人」の、より適切な理解のために。環境感受性が相対的に高い人=HSP(Highly Sensitive Person)。心理学者8名が、発達心理学/パーソナリティ心理学/臨床心理学の各領域から、その最新の研究動向を包括的にまとめ、解説を試みる。HSP研究の現在地がわかる、関係者必読の一冊。心理学者はHSPをこう捉える―!30年の心理学研究を総括した、本邦初となるHSPの学術研究書。
目次
環境感受性を研究する
第1部 発達心理学からみた環境感受性の研究(人生早期の経験に対する差次感受性とその発達的帰結;発達における環境感受性の役割;良くも悪くも学校環境から影響を受けやすい子どもたち)
第2部 パーソナリティ心理学からみた環境感受性の研究(環境感受性とパーソナリティ特性;環境感受性と心身の健康;感覚処理感受性と年齢)
第3部 臨床心理学からみた環境感受性の研究(感受性に対する心理支援:回復を支える視点;感覚処理感受性と共感;HSPの基礎・臨床アセスメント)
著者等紹介
飯村周平[イイムラシュウヘイ]
1991年生まれ。茨城県出身。2019年、中央大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、2022年より創価大学教育学部専任講師。専門は発達心理学。研究テーマは、思春期・青年期の環境感受性。心理学者によるHSP情報サイト「Japan Sensitivity Research」企画・運営者
上野雄己[ウエノユウキ]
東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター特任助教。1990年生まれ。桜美林大学大学院国際学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門はスポーツ心理学、パーソナリティ心理学、健康心理学
小塩真司[オシオアツシ]
早稲田大学文学学術院教授。1972年生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期課程修了。博士(教育心理学)。専門はパーソナリティ心理学、発達心理学
岐部智恵子[キベチエコ]
お茶の水女子大学教学IR・教育開発・学修支援センター講師。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)。専門は発達精神病理学・ポジティブ心理学
串崎真志[クシザキマサシ]
関西大学文学部教授・心理学研究科長。1970年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。専門は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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