出版社内容情報
日本思想史上で今も異彩を放つ革新右翼のカリスマ、北一輝。
彼は何を目指し、何に破れたのか?
『国体論及び純正社会主義』で明治期政治体制の構造的欠陥を撃ち、続く『国家改造案原理大綱』で青年将校たちの思想的バックボーンとなった北一輝。
二・二六事件で破滅を迎えるまでの、北一輝の政治理論と歴史との相克、彼に心酔する革新右翼活動家らとのパセティックな日々を描き、彼らの「夢」と「錯誤」に迫る――
その生涯のクライマックスから終焉を活写した、迫真のノンフィクション小説
内容説明
日本思想史上で今も異彩を放つ革新右翼のカリスマ、北一輝。彼は何を目指し、何に破れたのか?『国体論及び純正社会主義』で明治期政治体制の構造的欠陥を撃ち、続く『国家改造案原理大綱』で青年将校たちの思想的バックボーンとなった北一輝。二・二六事件で破滅を迎えるまでの、北一輝の政治理論と歴史との相克、彼に心酔する革新右翼活動家らとのパセティックな日々を描き、彼らの「夢」と「錯誤」に迫る―その生涯のクライマックスから終焉を活写した、迫真のノンフィクション小説。
目次
1 改造の目標
2 現れた盟友
3 革命資金の調達
4 流産した十月決起
5 暗殺未酔事件
6 隠し部屋の告白
7 宮城占拠交渉
8 正義軍が往く
9 暗黒裁判
著者等紹介
中川芳郎[ナカガワヨシロウ]
1942年佐渡島に生まれる。1966年東京大学仏文科卒業、医学書院入社。1970年群像新人文学賞準賞(作品『埋葬』)。1970年『埋葬』(講談社)刊行。1972年『群像』四月号に『島の光』掲載、前期芥川賞候補となる。2011年首都圏佐渡連合会主催、表参道新潟館ネスパスで講演「新しい北一輝像―国賊ではなかった」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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