毒の水―PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年

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毒の水―PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763420565
  • NDC分類 519.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「永遠の化学物質」による汚染と被害は、あまりに身近すぎた

くっつきにくいフライパン、クッキングシート、フライドポテトの袋、アイシャドウ、そして水道水……これらに含まれるPFAS(有機フッ素化合物)は、一度体内に取り込まれると消えることなく蓄積し、がんや潰瘍性大腸炎などの原因となる--長年隠されてきた事実を暴き、巨大企業を告発した一人の弁護士の、人生を賭けた壮絶な闘いの記録。

日本でも注目のPFAS汚染を知らしめた記念碑的名著、待望の邦訳!

映画『ダーク・ウォーターズ』原作本

内容説明

くっつきにくいフライパン、クッキングシート、フライドポテトの袋、アイシャドウ、そして水道水…これらに含まれるPFAS(有機フッ素化合物)は、一度体内に取り込まれると消えることなく蓄積し、がんや潰瘍性大腸炎などの原因となる―長年隠されてきた事実を暴き、巨大企業を告発した一人の弁護士の、人生を賭けた壮絶な闘いの記録。

目次

第1幕 その農場主(ドライ・ラン川;電話;パーカーズバーグ ほか)
第2幕 町(岐路;最初の血;特権化 ほか)
第3幕 世界(調査;第二波;腹黒い科学 ほか)

著者等紹介

ビロット,ロバート[ビロット,ロバート] [Bilott,Robert]
タフト・ステッティニアス&ホリスター法律事務所パートナー弁護士。1987年フロリダ州サラソタのニュー・カレッジ卒、1990年オハイオ州立大学大学院モリッツ・カレッジ・オブ・ロー修了。PFAS曝露被害訴訟の第一人者として、いずれも初となる個人訴訟、集団訴訟、大規模不法行為訴訟、及び広域係属訴訟を指揮。PFAS汚染被害者救済活動に関して、「もう一つのノーベル賞」と言われる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞したほか、法律および環境関連の受賞歴多数。市民団体「レス・キャンサー」と「グリーン・アンブレラ」理事を務める傍ら、世界各地のロースクール、大学、カレッジ、地方自治体その他団体にて講演や講義を続けている。ライト・ライブリフッド・カレッジ教員、イェール大学公衆衛生大学院環境健康科学部講師、アルゼンチン・コルドバ国立大学名誉教授

旦祐介[ダンユウスケ]
1956年東京生まれ。東京大学教養学部、米国アマースト大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科国際関係論修士課程修了・博士課程満期退学。東海大学教養学部教授、同ヨーロッパセンター所長、同国際本部長、東洋学園大学副学長・学長歴任。この間イギリス・ケンブリッジ大学クレアホールとオーストラリア国立大学客員教授、日本人間の安全保障学会会長も務めた。現在同学会特別顧問・同学会英字誌編集委員。専門はイギリス帝国史、人間の安全保障。民間軍事安全保障会社、地球温暖化の科学、サイバーセキュリティ、内分泌攪乱物質・添加物や有機農法に関心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kan

23
裁判ものは本も映画も難しい。特に本書は、20年という長期裁判、化学ものの内容、ノンフィクション文学ではなく弁護士による記録、ゴツゴツした翻訳により読了まで時間がかかった。横田基地による東京多摩地区の水道水のPFAS汚染に関心があり本家米国の事例を知るために手にしたが、非常に勉強になった。清水市のデュポン工場での類似例は初耳だった。構造は水俣病と重なる。地域の大企業への依存、新物質の規制の不在、確定までの裁判の手順、大企業を相手にする負担と代償。健康や人命よりカネ、という昔の価値観が不変なことにぞっとした。2023/06/28

tetsubun1000mg

12
407ページの厚さと、熱くて濃厚な心理描写が続く文章であったこともあり読み終えるのに2週間もかかってしまった。 沖縄の基地汚染の問題につながるということは知っていたので読み進んでいくが、こんなに根深い問題だったのには驚き。 弁護を引き受けたものの、20年もの長きにわたって挫けずに世界的な大企業デュポン社に立ち向かっていく姿は尊い。 日本にも静岡県清水市にデュポン系の工場があるし、大阪府摂津市ではダイキン起因の高濃度の有機フッ素化合物が測定されておりアメリカの問題ととらえてはいけないことにも気づかされた。2023/05/24

わらわら

11
新聞かメディアの紹介で図書館に予約したのか?読み始めて作者ロバート・ビロット弁護士のPFAS汚染に立ち向かう姿勢に敬服する。他人ごとではない。物語ではない。最後まで読まねばならん…と思うが途中脱落です。映画「ダーク・ウォーズ」を見てみようと思う。暮らしやすくものが発展することには汚染されることことが多々起きている。人間とは地球を破壊していく生物なのかもしれない。2023/12/09

オカピー

9
私たちが何気なく飲んでいる水も、危険にさらされている。巨大企業デュポンに立ち向かう一人の弁護士の生き様。巨大であるがゆえに、人を人とも思わず毒を垂れ流す。非を認めようとせず、ひたすら自己主張を繰り返す。官僚とも癒着し、基準でさえ自社に有利なように変えてしまう。本当に苦しんでいるのは、その地域に住んでいる住民であり、正しい情報を知らされない企業で働く従業員と住民。諦めないで闘い続ける弁護士の生き方に学び、自分の出来る範囲で真実を見つめる目を持ち続けたいと思った。映画「ダーク・ウォーターズ」も見たいと思った。2023/09/21

かず

4
相手の弁護士が旧知の友達でも信用してはいけない。95ページまで読了2023/11/05

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