内容説明
ゆとり教育の反省なき大学入試改革は、“絵に描いた餅”にすぎない―「受け身」から「主体性」の教育を掲げ、アクティブラーニングの導入と高大接続入試改革を柱にした“100年に一度”の大改革とされる「2020年教育改革」。日本社会の現実と教育現場の実情を踏まえない理想主義的改革は、あの悪名高き「ゆとり教育」と同じ轍を踏むに違いない―今こそゆとり世代の声に耳を傾けよ!
目次
序章 2020年教育改革とは何か
第1章 荒唐無稽なゆとり批判
第2章 大学入試は「爵位獲得レース」だ
第3章 素晴らしき入試問題と参考書たち
第4章 「平易な難問」という摩訶不思議な現象
第5章 新テストはこうやって失敗する
第6章 ゆとり第一期生による入試改革案
著者等紹介
物江潤[モノエジュン]
1985年、福島県喜多方市生まれ。2008年、早稲田大学理工学部卒業。東北電力株式会社、公益財団法人松下政経塾を経て、小中高生を対象とした個別指導塾『明志学習塾』を福島県福島市に開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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