内容説明
首相・濱口雄幸を狙撃したモーゼルは、「男装の麗人」川島芳子の所有物だった。一丁の拳銃がたぐりよせる歴史の糸。731部隊と奇行の天才学者、暗躍する大陸浪人たち、文豪の理想郷と狙撃犯の縁、そして昭和史最大の謎・帝銀事件の真犯人―息を飲む昭和史ノンフィクション!
目次
第1章 総理狙撃
第2章 遺体鑑定人、表と裏の顔
第3章 昭和史最大の謎に迫る
第4章 「男装の麗人」川島芳子
第5章 流浪する拳銃
第6章 武者小路実篤と狙撃犯
最終章 拳銃の終焉
著者等紹介
大橋義輝[オオハシヨシテル]
ルポルタージュ作家。東京・小岩で生まれ育つ。明治大学(文芸学科)、米国サンノゼ州立大学(ジャーナリズム学科)、中国アモイ大学(中国語)、二松学舎大学(国文学科)等で学ぶ。元フジテレビ記者・プロデューサー。元週刊サンケイ記者。黒澤映画のエッセイ「私の黒澤明」で最優秀賞(夕刊フジ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。