内容説明
ドイツ文学激動の200年。歴史に向き合った文学者たちの群像。
目次
第1章 ドイツ文学に現れた青春像の変貌
第2章 「時間の小説」と「時代の小説」のはざまで―トーマン・マンの『魔の山』へのアプローチ
第3章 歴史的事実と文学的真実―ハインリッヒ・マンの『アンリ四世の青春』をめぐって
第4章 「近代の徹底」と「近代の克服」のはざまで―ルカーチ文芸思想の諸相
第5章 反ファシズム文化運動とリアリズムの課題―古在由重の文学思想とルカーチ・ゼーガース・ブレヒト
第6章 ギュンター・グラスの物語る精神
第7章 核時代のユリシーズ―クリスタ・ヴォルフの『故障事故』
第8章 「私」を超える地平の模索―クリスタ・ヴォルフの『夏の日の思い出』
第9章 ベルリンの壁崩壊から一〇年―文学に映し出された歴史意識のトリアーデ
著者等紹介
鷲山恭彦[ワシヤマヤスヒコ]
1943年2月27日、静岡県小笠郡土方村(現・掛川市)生まれ。県立掛川西高校、東京大学文学部卒業。同大学人文科学研究科独語独文修士課程修了。専攻はドイツ文学・ドイツ社会思想。日比谷高校講師、新潟大学講師、東京学芸大学講師、助教授、教授を経て、2003年11月から2010年3月まで東京学芸大学学長。現在、奈良教育大学理事、国立青少年教育振興機構監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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