内容説明
資料と証拠の分析、そして仮説と検証という科学的根拠をもとに「事実」を確定させるための反対尋問。裁判における「正確かつ公正」な事実認定と判決を構成する、反対尋問の“法廷技術”とは。これからの公正な裁判を担う法律家、そして裁判に備えるすべての人のための、方法別・目的別「反対尋問」理論と実践の手引き。
目次
第1章 反対尋問と事実認定(裁判における事実の重要性;事実認定に関し筆者が留意してきた事項について;立証活動と反対尋問について;反対尋問の困難性とその効果;本書の目的と内容)
第2章 実際に行った尋問とその結果(証拠の偽造・変造などが明らかとなった例;自白の例について;証言崩壊;不自然な証言による信用性の喪失;砂上の楼閣判決)
第3章 本書のまとめ
著者等紹介
渡邊春己[ワタナベハルミ]
山梨県生まれ。東京大学法学部卒。弁護士(東京弁護士会所属、30期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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