内容説明
被差別部落に生まれ育ち、夜間高校・夜間大学で苦学して司法試験を突破し、狭山事件、東京大空襲訴訟など歴史的事件を手掛け、畏敬の眼差しを送られる弁護士―中山武敏。差別とたたかうその生き方と、歩んできた軌跡。
目次
第1部 私の生き方(私の生い立ち;司法修習23期での出会い;弁護士としての原点;部落解放運動と私―部落解放・人間解放を求めて;父のこと ほか)
第2部 私の取り組んできた事件(東京大空襲訴訟;重慶大爆撃訴訟;植村訴訟弁護団団長を引き受ける;狭山事件;狭山事件の第3次再審を求めて―再審事件報告)
著者等紹介
中山武敏[ナカヤマタケトシ]
1944年福岡県直方市で出生。1963年福岡県立明善高等学校定時制卒業。上京し働きながら中央大学法学部法律学科二部(夜間部)に入学、1968年卒業、同年司法試験合格(司法研修所23期)。1971年弁護士開業(第二東京弁護士会)、狭山事件の2審が東京高裁でおこなわれていた1972年10月から狭山弁護団に加入。弁護団事務局長をへて、2003年12月から狭山再審事件主任弁護人。そのほか日弁連立法対策センター委員、東京大空襲訴訟弁護団団長、全国空襲被害者連絡協議会共同代表、重慶大爆撃訴訟弁護団、植村裁判東京訴訟弁護団団長、「軍隊を捨てた国・コスタリカに学び平和をつくる会」共同代表、「韓国併合」100年市民ネットワーク共同代表などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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