内容説明
『この世界の片隅に』から学ぶ「この国」という限定を越えるもの。「この国」のことに向かう「修身」。「この国」という限定を越えて「この世界」のことに向かう「図画」―。二つの教科はヒロイン・すずの人生にとってどのような意味をもったのか。
目次
1 一人の人間としてのすずの形成
2 戦時下の日常生活
3 戦争へのすずの態度
4 戦後
5 「しあはせの手紙」(“昭和”21年1月)
6 『この世界の片隅に』に学ぶ
文献資料
著者等紹介
幸津國生[コウズクニオ]
1943年東京生まれ、東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得)。日本女子大学勤務、同定年退職後「晴“歩”雨読」。日本女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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