内容説明
安倍政権9条改憲をどう見るのか。どう抗っていけるのか。9条は無傷ではない。護憲派は一枚岩ではない。―自衛隊員への共感力が勝敗の分岐点。
目次
プロローグ 安倍首相の改憲構想にどう向き合うのか
第1章 一人ひとりの憲法と九条へのまなざしは異なっている
第2章 日本国憲法、何が盲点になっているか
第3章 多くの現場で、平和主義はきびしく問われている
第4章 九条改正論からも学べる点がある
第5章 九条を守る運動の特長とは何か
第6章 私たちの憲法物語は続いていく
エピローグ 私たちは安倍政権と訣別できるか
著者等紹介
大塚茂樹[オオツカシゲキ]
ノンフィクション作家。1957年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。専攻=日本現代史。主な職歴は、岩波書店に29年間勤務し、岩波現代文庫、単行本、『世界』などの編集活動に従事。憲法関連書や戦後日本論に関する書物も担当。2014年、定年の4年前に退職し現職。1976年に原水爆禁止運動で被爆者に出会って以降、反核運動や被爆者支援活動に参加。後に被爆体験の意味を若い世代に問う著作を執筆。主著に『原爆にも部落差別にも負けなかった人びと―広島・小さな町の戦後史』(かもがわ出版、第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞・奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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