内容説明
日本が国家として成立していった縄文時代晩期を舞台にしたエンタメ小説。主人公の一人ポポは中国の春秋戦国時代の楚国から九州に逃れてきた華人を父とし、倭人である森の民を母として生まれた巫女。稲作のために倭人から土地を奪っていく朝鮮渡来人によって父を殺され、母や弟と共に奴隷にされたりしながらも、強く生き抜き、日本で最初の国家を造るもう一人の主人公、タケを育て上げていく―。
著者等紹介
信太謙三[シダケンゾウ]
1948年生まれ。静岡県出身。早稲田大学卒。時事通信社入社、香港特派員、北京支局長、上海支局長などを歴任。1996年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。2004年4月から10年間、東洋大学教授を務めた。現在は公益財団法人新聞通信調査会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。