内容説明
一時の国利と一〇〇年の国害。福島が生んだ知られざる巨人・朝河貫一が問いけるもの。有史以来、最大かつ最悪の原発事故を起こしてしまった日本人、その国民性への辛辣な指摘をどう受け止めるか?日米開戦阻止に奔走した世界的歴史学者の生き方と哲学を追った、ポスト3.11時代の必読書!
目次
第1章 『日本の禍機』(『日本の禍機』とは;朝河貫一の哲学と今日の日本)
第2章 朝河貫一という人物(誕生と生い立ち;福島県尋常中学校~東京専門学校;渡米留学;結婚・一時帰国;『日本の禍機』の発刊;キュレーターとしての生涯;愛妻ミリアムの死;日米開戦、大統領親書、敗戦;晩年―母国復興への願い、学究生活の日々)
第3章 朝河貫一の人間形成(二本松藩士、父・朝河正澄;朝河貫一を育んだ人々)
著者等紹介
武田徹[タケダトオル]
1941年福島県郡山市生まれ。福島県立安積高等学校卒、福島大学卒(1964年)。元福島県立高等学校教員。「福島国際交流の会」を1987年に結成、現会長。1994年ルワンダ難民「マリールイズ一家」を救出し、1997年ルワンダに帰国するまで、「支える会」代表として支援活動を行う
梅田秀男[ウメダヒデオ]
1941年福島県郡山市生まれ。福島県立安積高等学校卒、茨城大学卒(1964年)。元福島県立高等学校教員、高等学校長。特定非営利活動法人ポプラ福祉会監事。特定非営利活動法人ポプラ福祉会支援「ポプラの会」会長
佐藤博幸[サトウヒロユキ]
1971年福島県伊達郡川俣町生まれ(住居は現在避難解除準備区域)。福島県立川俣高等学校卒、福島大学卒(1994年)。現福島県立喜多方高等学校教員。「福島国際交流の会」役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jun Kanno