内容説明
排日の動きが急を告げる中国に渡って、旱災児童の救援活動をし、北京のスラム街に中国人女児のための学校を創設した宣教師清水安三。五四運動の動きを報じたジャーナリストでもあった清水は、盧溝橋事件をも体験する。戦後日本で桜美林大学を設立した清水安三の実像を追う!清水安三は、中国で何を見、どのように動いたのか…。
目次
キリスト教と近代日本
膳所中学・同志社に学ぶ
中国伝道への道
北京のスラムと学校の設立
周作人・魯迅・エロシェンコとの交流
ジャーナリストとしての清水安三
アメリカ留学
南方からの報告
一時帰国と妻美穂の死
盧溝橋事件
「北京の聖者」と崇貞学園の発展
日米開戦前後
北京から東京へ
著者等紹介
太田哲男[オオタテツオ]
1949年、静岡県に生まれる。東京教育大学大学院博士課程(倫理学専攻)中退。桜美林大学教授(日本思想史)。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。