内容説明
福岡事件―福岡、中国人闇ブローカー殺し、殺人請負、強盗殺人事件。死刑を執行されてしまった冤罪・福岡事件の真相。被告人の無実を確信した教誨師が人生を賭けて綴った魂の究明書、半世紀を経てここに復刻。
目次
第1章 本件における7被告人の真実の行動を追及する
第2章 第二審判決文批判
第3章 警察、検察官証拠捏造の事実
第4章 裁判ならびに公判調書の不信をそそる事実
第5章 公判調書上にみたる黒川利明の人間像
第6章 2人の書翰を通して事件に触れる
第7章 書翰を通じて2人の人間性に触れる
著者等紹介
古川泰龍[フルカワタイリュウ]
1920年佐賀県に生まれる。1944年高野山専修学院卒業。1952年死刑囚教誨師となる。1961年福岡事件2死刑囚再審運動に乗り出す。1973年宗教法人シュバイツァー寺開山。1981年産業医科大学で仏教的観点から「死学」の講義を始める。1987年東西宗教交流センター・カトリック別院を創設し、活動をはじめる。2000年死去
矢澤昇治[ヤザワショウジ]
1948年新潟県生まれ。1971年金沢大学法文学部法律学科卒業。1978年フランス国ストラスブール第三大学第三博士課程退学、1979年東北大学大学院法学研究科私法学専攻博士後期課程退学。熊本大学法学部専任講師を経て、専修大学法科大学院教授(「国際私法」、「国際民事紛争解決」、「環境と法」担当)。1992年弁護士登録(第二東京弁護士会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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