内容説明
砂川闘争に学生として参加し、突然逮捕され、刑事被告人のひとりとなったある農学者のたどった青春の記録、結ばれた青春群像。「米軍駐留は違憲」とした「伊達判決」の今日的意義。暴かれた日米政府、駐日米大使と最高裁長官との密談。砂川の闘いは、いま沖縄へ。
目次
幼年期から新制中学校
高校時代
東京農工大学駒場寮の生活
東京農工大学における学生運動と農学ゼミナール運動
砂川町における米軍基地反対闘争
突然の逮捕
東京地裁における公判
大学四年生の勉学
歴史的「伊達判決」
最高裁への跳躍上告と公判闘争
九州大学大学院への道
九州大学農学部附属農場に勤務する
「一歩から」が私の生き方
「伊達判決」を今日に生かそう
著者等紹介
武藤軍一郎[ムトウグンイチロウ]
1934年高知県に生まれる。東京農工大学農学部農学科卒業後、九州大学大学院農政経済学科修士課程を修了し、同大学院博士課程を単位取得退学。1965年に九州大学農学部附属農場に助手として勤務、1998年に定年退職する。現在、九州大学名誉教授、農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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