内容説明
「日本の禍機」を警告し、アジアの平和外交を一貫して主張し続け、日米開戦前夜、ルーズベルト大統領の天皇宛親書の草案を書いた朝河貫一。アメリカの日本史学の源流となり、ヨーロッパと日本の封建制の比較研究で、その業績を国際的に知られた朝河貫一。なぜ、日本で朝河史学は無視されたのか?巨人・朝河貫一の人と学問。よみがえる平和学、歴史学。
目次
人と学問
第1部 日本近代史と朝河貫一(朝河貫一という人;朝河貫一と日露戦争;日露戦争以後の百年)
第2部 よみがえる朝河史学(朝河史学は『大化改新』に始まる;朝河版『入来文書』が実証した日欧封建制の異同;『入来文書』のハイライト;朝河版『入来文書』に対する内外の評価;「島津忠久の生い立ち」―伏字復元のこと)
著者等紹介
矢吹晋[ヤブキススム]
1938年福島県郡山市生まれ。1957年福島県立安積高校卒。1962年東大経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員を経て、横浜市立大学教授、2004年定年。現在、横浜市大名誉教授。財・東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、国際善隣協会理事、朝河貫一博士顕彰協会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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