内容説明
ここまできた日本の軍事力。軍事の現実を知らずして平和は語れない、本当に日本に軍隊は必要なのか?新聞が書かない本当の自衛隊の姿。
目次
第1章 戦争と軍事を見るための視点
第2章 ハード:日本の軍事力―自衛隊の現在
第3章 システム:進行する戦争体制づくり
第4章 ソフト:憲法第9条vs戦争肯定論
第5章 現在にいたる日本の戦争と軍事力の歴史
第6章 現代軍事の基礎知識:Q&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nabebe
2
期待外れの本。自衛隊の現状戦力の説明とか今までの歴史とか書いてあったけど、それがどう護憲派の平和主張と結びつくのかがいまいち曖昧。しいていうなら最後の方の「平和希求しなければ確実に軍備増強に繋がるのだから声をあげるのをやめてはならない」的な部分だろうか。2005年度くらいに書かれた本でだいぶ今と状況が違うというのも期待外れの理由の一つにありそうだ。2017/10/13
ゴジラ 芹沢
1
私が憲法改正派だからか、あまりこの本に共感が持てなかった。たとえば自衛隊の初めての海外派遣であるペルシャ湾での機雷掃海では、初め日本は自衛隊を海外に派遣する予定はなく141億ドルの支援金を送ったのですが、クェート政府の感謝広告には日本の名前はなく、自衛隊を派遣してから初めて感謝されたということをこの本では記されてない。あとロシアの脅威が小さくなったと言っても1年のスクランブル発進回数の106回のロシアは十分脅威だと思う2014/08/01