内容説明
憲法の謳う“地方自治”の実現、自立した社会に向けて、遮二無二、突っ走った素人市長の四年間の足跡。党派や特定集団に属することをよしとせず、住民本位の市政に取り組んだ一憲法学者の“政治的遺言”。
目次
序章 革新市政の当事者になるまで
第1章 毎日が新しいこと、毎日が知らなかったことばかり―素人市長、市役所生活の日々
第2章 理念と乖離しすぎている現実の議会
第3章 破綻に近い市財政とその再建―新しい市政をめざして・その1
第4章 市民参画と情報公開は市政の柱―新しい市政をめざして・その2
第5章 住民福祉増進の苦労と張合い―新しい市政をめざして・その3
第6章 まちづくりは地方行政の最重要領域
第7章 立ちふさがる壁
第8章 負けるはずのない選挙に負けるべくして負ける
終章 ささやかな総括
著者等紹介
山崎真秀[ヤマザキマサヒデ]
1930年、東京に生まれる。1957年、東京学芸大学卒業。東京学芸大学助手、広島大学講師、北海道大学助教授、東京学芸大学教授を経て、静岡大学人文学部教授。1994年に退官。1997年‐2001年、東京都国分寺市市長。現在、国分寺・市民憲法教室主宰。専攻、憲法、教育法
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