生活形式の民主主義―デンマーク社会の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 147,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763404152
  • NDC分類 309.1
  • Cコード C0036

内容説明

民主主義は、完成されるべきシステムではなく、自分のものにすべき生活形式である。問題は、それぞれの新世代に与えられる慣習である。民衆的啓蒙や教育の仕事は、民主主義の魂である…。戦後デンマーク民主主義を方向づけ、福祉国家建設の哲学的基礎となった古典的名著。

目次

第1章 ことばか、それとも剣か
第2章 攻撃にたいして、民主主義の擁護のために
第3章 憲法―諸々の憲法(自由;正義;人間)

著者等紹介

コック,ハル[コック,ハル][Koch,Hal]
1904‐1963。デンマークに生まれ、戦前からコペンハーゲン大学で神学教授を勤め、教会史研究に携わる。戦時中に、デンマーク青年協会の初代議長、戦後はクロールップ・ホイスコーレ(成人学校)の校長を勤め、若者たちに社会を担う責任を問い、政治参加を積極的にうながした。ナチス・ドイツによるデンマーク占領下では、平和的抵抗路線をかかげて活動し、戦争終結後のデンマーク社会を構想するための討論を組織

小池直人[コイケナオト]
1956年生まれ。現在、名古屋大学情報科学研究科勤務。専攻は、西洋思想史、デンマーク社会研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Kao

1
民主主義とは決して定義できるものではない。考え続けるプロセスそのものに価値があるのであるという考え方は、一つの正解がないことが前提とした民主的な考え方とリンクしていていいなと思った。デンマーク社会の哲学の中心には常に「人間」という概念があって、読んでいると心が温かくなる言葉いくつもあった。2020/04/24

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