内容説明
民主主義は、完成されるべきシステムではなく、自分のものにすべき生活形式である。問題は、それぞれの新世代に与えられる慣習である。民衆的啓蒙や教育の仕事は、民主主義の魂である…。戦後デンマーク民主主義を方向づけ、福祉国家建設の哲学的基礎となった古典的名著。
目次
第1章 ことばか、それとも剣か
第2章 攻撃にたいして、民主主義の擁護のために
第3章 憲法―諸々の憲法(自由;正義;人間)
著者等紹介
コック,ハル[コック,ハル][Koch,Hal]
1904‐1963。デンマークに生まれ、戦前からコペンハーゲン大学で神学教授を勤め、教会史研究に携わる。戦時中に、デンマーク青年協会の初代議長、戦後はクロールップ・ホイスコーレ(成人学校)の校長を勤め、若者たちに社会を担う責任を問い、政治参加を積極的にうながした。ナチス・ドイツによるデンマーク占領下では、平和的抵抗路線をかかげて活動し、戦争終結後のデンマーク社会を構想するための討論を組織
小池直人[コイケナオト]
1956年生まれ。現在、名古屋大学情報科学研究科勤務。専攻は、西洋思想史、デンマーク社会研究
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感想・レビュー
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