内容説明
「いま」日常生活の中で、茶の文化に注目し、「むかし」の「自由」「平等」「同胞の精神」の一つの形を手がかりに、「これから」の生き方を考える。
目次
1 いま、ここに生きるわれわれにとって茶とは何か(日常生活の中の茶;われわれの生き方の基盤としての茶 ほか)
2 茶の湯の意味(茶の湯の日常性・世俗性;町人の営みとしての茶の湯 ほか)
3 茶の湯の美(美と日常性;「わび」の美 ほか)
4 茶の湯の社会的位置付け(茶の湯における政治と芸術との関係;「死の術」VS.「生の術」 ほか)
5 「いま」、「むかし」を通して「これから」へ―茶道の精神に基づいて自己と世界との関係を構築する
著者等紹介
幸津国生[コウズクニオ]
1943年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへてドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得)。現在、日本女子大学勤務
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