内容説明
本書は、国立大学法人法案がいかに悪法であるかということと、この悪法に対し大学と大学人が無関心で際限のない譲歩を繰り返している限り、教育基本法も憲法も次第に歪められ、有事立法、個人情報保護法など国家統制を強める体制が着々と整えられて行くことに対する危惧の念を示したものである。
目次
1 驚くべき国立大学法人法の内容―法案の分析
2 Q&A・国立大学法人法で大学はどうなる
3 遠山プランと「産官学総力戦」
4 国立大学の理念
5 国立大学法人法―地方大学からの批判
6 公立大学はどうなる―横浜市立大学は公立大学民営化の「横浜モデル」か
7 教育基本法「改正」と国立大学の独立行政法人化
8 いま、なぜ大学法人化が出てきたか