内容説明
日本経済はなぜ立ち直れないか?金利なき資本主義の生体実験、長期にわたる異常な超・低金利操作の実態。「民」の経済を食いつぶした「官」のエゴ。新生財務省が秘匿する真実。
目次
1 「金利なき社会」の出現
2 「双子の超低金利」の弊害
3 大蔵省の体質―予算編成至上主義
4 悪性インフレ待望政策
5 メディアが開いた超低金利への道―安楽の全体主義の経済学
6 「平成の是清」宮沢喜一氏の犯罪
7 「金利なき社会」の21世紀
8 大蔵汚職とは何だったのか
終章 二つの日本の敗北
著者等紹介
田中良太[タナカリョウタ]
1942年北海道穂別町生まれ。1965年東京大学文学部卒業。毎日新聞社入社。社会部(大阪)政治部勤務を経て、編集委員・学芸部部長などを歴任。1996年毎日新聞社退社。フリーライターに。著書に『ワープロが社会を変える』(中公新書)。『政治家総とっかえと業界政治』(同時代社)。『私の脳卒中体験―自己流リハビリは楽しかった』(同時代社)。『中枢腐敗―戦後50年・超大国ニッポンの病理』(花伝社)。『直視曲語・オウムから住専まで』(三省堂)。『教育基本法改正草案―学校至上主義からの離脱をめざして』(清水弘文堂)。『幼児性の政治家・小沢一郎論』(清水弘文堂)。『日本の選挙はなぜ死んだか』(小学館文庫)など。訳書に『21世紀よ こんにちは』(学陽書房)
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