内容説明
「支配のための法律学(反市民法学)」に関する社会的文化的考察。役人が職場(公)を乗っ取った姿を徹底分析!裁判官のキャリアシステムを徹底批判!裁判官の間違った判決の実態に迫る!市民に背を向けた法学者を痛烈批評。
目次
第1章 市民社会の視点か、秩序の視点か―秩序思考における「公」の欠如
第2章 「法の支配」か、「法治主義」か―官僚法学が演出する「法による支配」
第3章 私物化される司法―「異質」の存在に耐えられない官僚裁判官たち
第4章 裁判官をダメにするキャリアシステム―改革が求められる裁判官登用制度
第5章 冤罪を産む官僚裁判官―遠藤業務上過失致死冤罪事件
第6章 裁判官を訴える―遠藤国家賠償請求訴訟
第7章 チャタレー裁判で、「社会秩序」はどうなったか?―戦後社会をダメにした「最高裁判決」
第8章 公務員の個人責任は、なぜ問われないのか―体罰損害賠償請求訴訟
第9章 教育を支配する法律家たち―松本教育裁判
第10章 実務に先を越された学者たち―情報公開訴訟事件
第11章 法学部改革論―法解釈学から科学的法学へ
終章 雑感
著者等紹介
吉永満夫[ヨシナガミツオ]
1942年生。1965年早稲田大学法学部卒。1968年司法試験合格。1969年早稲田大学大学院修士課程基礎法学科修了。1971年弁護士開業。現在東銀座綜合法律事務所パートナー。商取引紛争、建築紛争、交通事故訴訟、国賠訴訟等を多数手がけて現在に至る
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