官僚法学批判―市民を忘れた行政官・裁判官・法学者を批判する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763403605
  • NDC分類 327.1
  • Cコード C0032

内容説明

「支配のための法律学(反市民法学)」に関する社会的文化的考察。役人が職場(公)を乗っ取った姿を徹底分析!裁判官のキャリアシステムを徹底批判!裁判官の間違った判決の実態に迫る!市民に背を向けた法学者を痛烈批評。

目次

第1章 市民社会の視点か、秩序の視点か―秩序思考における「公」の欠如
第2章 「法の支配」か、「法治主義」か―官僚法学が演出する「法による支配」
第3章 私物化される司法―「異質」の存在に耐えられない官僚裁判官たち
第4章 裁判官をダメにするキャリアシステム―改革が求められる裁判官登用制度
第5章 冤罪を産む官僚裁判官―遠藤業務上過失致死冤罪事件
第6章 裁判官を訴える―遠藤国家賠償請求訴訟
第7章 チャタレー裁判で、「社会秩序」はどうなったか?―戦後社会をダメにした「最高裁判決」
第8章 公務員の個人責任は、なぜ問われないのか―体罰損害賠償請求訴訟
第9章 教育を支配する法律家たち―松本教育裁判
第10章 実務に先を越された学者たち―情報公開訴訟事件
第11章 法学部改革論―法解釈学から科学的法学へ
終章 雑感

著者等紹介

吉永満夫[ヨシナガミツオ]
1942年生。1965年早稲田大学法学部卒。1968年司法試験合格。1969年早稲田大学大学院修士課程基礎法学科修了。1971年弁護士開業。現在東銀座綜合法律事務所パートナー。商取引紛争、建築紛争、交通事故訴訟、国賠訴訟等を多数手がけて現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Hisashi Tokunaga

0
2000年10月発刊。支配エリートに「公」という観念が身についてないと指摘し、個人は会社に縛られ、住居は社宅、娯楽は社員旅行、会社の福利厚生の提供、終身雇用、これらが個人が集団に埋没し個人が育っていないとする。個人の倫理性が低いシステムで集団が保護されてきたとする。行政の大量処理に比して司法は個別処理であって個性があるが、これは機能的でないため、わが国では「法の支配」でなく「人の支配」だと言う。裁判所も税金で建てられ、運用されてるんだ!と憤る。(2013・3記)

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2215596
  • ご注意事項

最近チェックした商品