内容説明
永年、蓮如上人の教学を研究していた著者は、蓮如上人が、真宗教団内の異義の他に、一遍智真を開祖とする時宗教学が、真宗教団に影響を与えていることを知って、お文(御文章)その他で正すべく努力していたことが解り、その研究の成果を、今回『蓮師教学の背景』として発表した。ご一読ください。
目次
1 時宗教義と『御文章』の関連性(時宗教義の概要;真宗教義と時宗教義の比較)
2 御文章と時宗教義(信心正因、称名報恩の背景;平生業成と平生往生;時宗と六字釈 ほか)
3 蓮師の六字釈について(六字釈ということ;善導大師の六字釈;宗祖の六字釈―行巻 ほか)
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