内容説明
10円玉6枚ですべてが占える!古代中国で生まれ、悠久の時に育まれた叡智「易経」。その奥深い極意が誰にでも簡単に使いこなせる。
目次
1 現代に生きる古代中国の知恵(あなた自身でできる占い;易占いは人生の波を教える;六枚の銅貨で、あなたの運命がわかる)
2 あなたの未来を知る方法(登りすぎた竜(乾為天)
おとなしい牝馬(坤為地)
雪の中の若芽(水雷屯)
暗い家に住むこども(山水蒙)
渡し舟を待つ人(水天需) ほか)
著者等紹介
黄小娥[コウショウガ]
1913年生まれ。昭和30年代に、「謎の美人易者」として彗星のごとくあらわれ、その深い洞察力と驚異的な的中率で各界に多大な影響を与え、支持者を得た。コイン六枚で、自分でできる易占いを紹介した名著『易入門』は一世を風靡、難解な『易経』をわかりやすくかみ砕き、身近な生活の中の問題になぞらえた内容は、人生の指南書として多くの人に愛読された
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
81
私のような初心者にぴったりの本。六四卦の見方が詳しく出ており、小成八卦の組み合わせを使うには《きわめて高度の技術と経験が必要》だから初めは考えない方がよい…など有り難い忠告が満載だ。類書と比べてこの本は判断の仕方が明快であり、読んでいて目からウロコが落ちるような爽快さがあった。「訟」は意見が噛み合わない卦だから論理で説得しても無駄であり、「姤」は偶然に支配される卦だから恋が始まっても結婚には向かない…など、現実に対処するヒントも数多く示されている。易を使うと通常の直観よりずっと細かい所まで見えるのだろう。2018/10/16
紫羊
27
昭和37年に刊行されて大ベストセラーとなった本の再販。著者は、私が生まれた頃に活躍されていた「謎の美人易者」です。読みやすい文章で、結構深いところまで語られています。占例も面白く読めました。的確に卦をよみ、スパッと答えを出す鑑定の鮮やかさ。この域に達するのは並大抵ではないだろうと感心しきりです。2015/02/24
あっきー
18
✴3 3回目も昔の新書版で読む、高い城の男を読もうとしたら易が書かれていることを思い出したので予習のつもりだ、分かりやすく奥の深さを改めて感じることができた、いつか朝日新聞社古典選を読んでみたいが…2020/10/11
あっきー
10
✴3 昭和37年のベストセラーだったカッパブックス版を再読、易経の入門のつもりで読んでいるのだが話が分かりやすいので一番気に入っている、この本と徳間の中国の思想7易経を同時に読んだら理解できそうだ、イラストはやなせたかし2017/12/23
かりあ
7
ものはためし、と、なんとなーく最近若干ケンカが多いので「明日は旦那と仲良くできますか」とブツブツ唱えながら、ちょちょっと10円6枚並べたらば、「女は家庭を守る、要するに火を守る存在なんです」みたいな結果が出て、ホントにホントにぶったまげた…。確かに、振り返ってみれば、昨今の言い争い、私がガンガン噛みついてた気が……。西洋でも、易は当たるとのことで漠然と始めようかなぁと思ったんだけど、コレはマジで良い…かも……。2011/02/23