内容説明
1931(昭和6)年にパリで刊行され、日本の英知を世界に発信しつづけてきた歴史的名著が、現代人にも読みやすい新編集で蘇った。
目次
第1章 無双原理「易」とは何か?
第2章 無双原理と十二定理
第3章 科学と無双原理
第4章 応用科学と無双原理
第5章 医学と無双原理
第6章 政治・経済・社会政策などの指導原理としての「易」
著者等紹介
桜沢如一[サクラザワユキカズ]
1893年、京都市生まれ。京都市立第一商業高校卒業。1937年に社団法人「食養会」の監事、38~40年には会長を務め、57年、日本CI協会を設立。66年に73歳で亡くなるまで、食養と世界平和のための運動に身を捧げた
岡田定三[オカダテイゾウ]
1936年、京都市生まれ。同志社大学商学部卒業。会社勤めを経て、69年に33歳で、ムソー食品株式会社(自然食品製造販売)を創業して代表取締役に就任する。88年に退任後は、正食協会専務理事を経て、97年同協会会長に就き、現在に至る。16歳のとき桜沢如一氏に出会って以来氏を師父と仰ぎ、30歳からマクロビオティックの啓蒙活動に参画して、現在も旺盛な講演・執筆活動を行っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moe*
15
人は口に入れた物の様になる。動物を食べると攻撃的に、野菜を食べると穏やかに。「食養」の大切さ、ものの見方、考え方、感性、全てが自然と調和され、人間を幸福に導くマクロビオティックの原点が書かれている名著。2020/11/21
澄
10
なるほど、世の中すべてのものが陰陽でなりたっている、説明がついちゃうんだな〜 八卦の説明も自分にとって分かりやすく、易関連の書籍を読む後押しになりました。食に関して具体的な事例はありませんが、イメージすることはできました。中国でいう「上火」「下火」する食材の分類にも通じるのだろうな。2015/04/15
本の虫になろう
2
面白い!!!確かに人間のように多くの病と悩みを持つものは、動物にも植物にもいない。万物の霊長であるばずなのに、もっとも不完全な自己防衛力しかもっていない?なぜ?それは特別な努力という極めて「不自然」な努力でバランスを欠いているから。「…まったく、人間の暗記力というものは努力しだいで、ずいぶん多くのことを受け入れるものだ」教育に対する毒づきにはつい笑ってしまいました。全てのものは陰陽で説明でき、荒唐無稽では決してないのが最高にワクワク。時間が極陽性であり、陰性同士を固く結合する事に1番大きな、なるほど!2015/10/30
104MMR
1
万物には陰陽が必ず有る事は理解出来た。ただ、物理的に応用することは少し難しい。極端に偏った食事をすると、病気になる事も、陰陽で考えるとなるほどと思える。2019/12/07
タザキ
1
もともと、門馬登喜大さんの本からここにきました。タイトルから、易というと占い的なこととか、マクロビオティックの食べ方のことかと思っていました。無双原理の意味がわかりました。物理、化学、社会科学、全部陰陽で説明がつくとは。ちょっと内容は難しかったが、新しい知見が得られたとは思う。こんな世界があったのかと。本当に理解しようともったら再読どころか色々な範囲の、特に理系の知識がもっと必要だな。。。2017/03/01