内容説明
前衛芸術の擁護者、詩人として知られる瀧口修造が、その生涯をかけて取り組んだ、「詩的」な「実験」とは?かれの表現衝動の根幹を見極めようとする、若き詩人によるテクスト解読の試み。
目次
序章 「では、あなたを何と呼ぼう?」
第1章 詩的実験のはじまり
第2章 「絶対への接吻」(1931)
第3章 『妖精の距離』(1937年)
第4章 「卵のエチュード」(1938年)
第5章 ジョアン・ミロの詩情
第6章 『物質のまなざし』(1975年)
第7章 『反・書物』の行方―「『稲妻捕り』とともに」(1978年)