内容説明
「死ぬ前に、ピアノを弾かせてください!」二人の若き特攻隊員は、ベートーヴェンの「月光」を弾き、出撃していった―。愛する者とふるさとの山河を護るために、ともに死のうと誓いあった彼らの前途には、過酷な命運が待ち受けていた。戦死した者にも、生き残った者にも、戦争は非情、無残であった…。
著者等紹介
毛利恒之[モウリツネユキ]
作家・脚本家。1933年、福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。NHK契約ライターを経て、フリー。日本放送作家協会理事、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。文部省社会教育審議会委員・専門委員などを歴任。64年、テレビドラマ脚本「十八年目の召集」で、第一回久保田万太郎賞を受賞。社会派ドラマ、報道ドキュメンタリー、小説、ノンフィクションなど、戦争および戦後問題をテーマとする作品が多い。特攻の犠牲を描く小説『月光の夏』を、自らの企画・脚本で映画化し、映画(神山征二郎監督・仕事製作)は日本映画復興奨励賞、文化庁優秀映画作品賞を受賞。被爆の悲劇を描くオーディオ・ドラマ「小さな森のレクイエム」(九州朝日放送・94年)は放送文化基金賞本賞など、「ヒロシマの黒い十字架」(中国放送・2000年)は文化庁芸術祭大賞などを受けた
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