内容説明
どんな子どもも、「あなた」に育てられることに大きな意味があります。人は誰でも、ハンディキャップをどこかにかかえながら、生きています。人が気づき、学べることがあるのは、そのおかげです。人は誰かをささえ、誰かにささえられることで、人生のいとなみの深い意味を理解することができるのです。
著者等紹介
葉祥明[ヨウショウメイ]
画家・詩人・絵本作家。1946年、熊本市に生まれる。72年、初めての創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』を出版、イギリス、フランス、スウェーデンで発刊。90年、絵本『風とひょうが』がボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞する。91年、北鎌倉に葉祥明美術館を開館。92年、郵政省ふみの日の記念切手にオリジナルキャラクター「JAKE」が採用される。96年、絵本『地雷ではなく花をください』(自由国民社)で「難民を助ける会」に原画を提供協力。99年、創作絵本『森が海をつくる』(自由国民社)がけんぶち絵本の里びばからす賞受賞。主な絵本作品に、『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』『生まれた赤ちゃんとお話ししようよ』(小社)、『イルカの星』『ひかりの世界』『宇宙からの声』(佼成出版社)、『ぼくははちぞう』(愛育社)、『森のささやき』(中央出版)などがある。また、主な詩画集に、『心に響く声』『朝の光の中で』(愛育社)、『風にきいてごらん』(大和書房)などがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刹那
8
ハンディキャップをもって生まれてきた子どもからおかあさんへのメッセージ。2012/07/13
ひまわり
7
「この子をこんな風に生んでしまって申し訳ない」と思っているお母さんに読んでもらいたい。五体満足であれば必ず幸せだというわけでもありません。2017/11/22
おはなし会 芽ぶっく
6
保健士さんにおすすめした絵本。ハンディキャップを抱えながら生まれてきた子どもたちから、お母さんへの感謝。2019/10/21
みどりまま
2
最初のページに あなたはあなたの赤ちゃんを育てるための勇気と忍耐と知恵、そして深い愛がそなわっています。、だから、このこは、はるかかなたの世界からあなたのもとへやってきたのです と、書いてあります。 絵本の対象はハンディキャップのある赤ちゃんを授かったお母さんに向けてかかれてるのですがこの部分は、疲れてへとへとになってる当時の私に聞かせてあげたいと思いました。 2022/12/20
みぇい
2
息子が入院していた病棟のデイルームにて。2016/03/25